体で覚える設計図 [建築設備設計科]

建築設備設計科1年による教科「建築一般構造」での実習の様子を大公開!

木材ではなく、スズランテープの名称で知られるビニール紐を使って簡便に床と屋根の構造を再現してみました。
一見すると学園祭の装飾でもやっているかのように見えますが、ちゃんとした図面に基づいて、家屋における木材の組み方を再現しているんですよ

たとえば、ピンクの紐は「床束(ゆかづか)」と呼ばれる地面から床を持ち上げている部分に該当します。黄色い紐は「大引(おおびき)」といって、土台と同様に構造と強度を決定する重要な役割を果たす一番太い木材に該当し、その上に重なる白い紐は「根太(ねだ)」と呼ばれる床材を支える部分になります。それぞれの紐の重なり順も重要です。

「きちんとした木材を使った方がよいのでは?」と思われるかもしれませんが、主たる目的が「平面に書かれた図面を立体的に捉える感覚を身につけること」なので、簡便性、安全性、発展性、コスパ、所要時間などを重視した結果、このようなスタイルで行っています。もちろん、実際の建材を使った実習もたくさん行っているのですが、日用品を使ってでも実習回数を増やして経験値を高めさせたいと先生たちが貪欲に考えた末のアイディアなので、簡単にできることにも重要な意味があるのです。

そして、半日かけて作成した「お家」をたった2分で撤収できてしまうところも魅力

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