みなさんは、建設現場で活用している最新技術ってご存知ですか?
最近はICT(情報通信技術)を活用した施工が増えています。
今回は特別授業ということで、企業様に来ていただき最新の施工技術について学びました。
i-Construction講習という題名で、ICT(情報通信技術)を活用し効率・省力化された施工に関して授業が行われました。
三次元測量により取得したデータをCADに落とし込み、3次元の図面設計や土量の計算を行ったり、遠隔や無人で機械を動かしたりするというものです。
実習では、ICT施工でどのようなものを活用しているのか体験しました。
レーザーを飛ばして三次元の点群データを取得する3Dレーザースキャナ。
体験ということで1000万円以上もする器械を特別に持たせていただきました。
※ 点群データ:位置情報(X,Y,Z)のついた点の集合体のこと。
観測した構造物を点群データで表示することで、多角的に位置情報を見られます。
観測にかかる時間は器械が2回転する、2~3分で完了します。
1回転目で中心の黒い部分が高速回転しながらレーザーを照射! 2回転目で周囲の写真を撮影します。
取得できた点群データに学生も興味津々。
点データには、撮影した写真の色を載せることで、カラーの三次元画像を生成できます。
実際に取れた点群データがこちら!
スマートフォンやタブレット端末に搭載されている、LiDARスキャナという機能の体験も行いました。
現場では簡単な土量を計測するときに使用しているそうです。
パソコンを使用しての実習では、TREND-POINTという点群処理ソフトを体験しました。
3Dレーザースキャナなどで取得した点群データを利用し、不要な要素の除去や作業の出来形管理などを行いました。
就職後にどこかで触れていくであろうICT施工。
その時にこの授業を思い出していただけたら幸いです。