何かしらの構造物を建設するには、その土台となる土についての知識を持っていなければなりません。
土木建設科では土質試験を通して土とはどのようなものなのかを数種類の実験を行って勉強します。
1回目は「液性限界試験」、「塑性(そせい)限界試験」を行いました。
今回使用するのは中央工学校の2・3号館の建て替え工事の時に採取された「関東ローム」という土です。
土の特性をみなさんで調べてみましょう!
「液性限界試験」 こちらは液状(ドロドロとした状態)と塑性状(粘土のように形を作れる状態)の境目となるときの含水比を求める試験です。
乾燥した土に水を加えて試験していきます。
土を専用の実験器具で自由落下させ、中央に掘った溝が合流するまでの回数を計測します。
定められた回数で合流させないといけないため、水分量の調整に悪戦苦闘していました。
「塑性限界試験」
こちらは塑性状と半固体状(崩れてしまって形が作れない状態)の境目となるときの含水比を求める試験です。
こちらも水を加えて塊を作っていきます。
3㎜の太さでポロポロと崩れてしまう程度の水分量にします。
こちらも感覚での微調整が大変!
何度も水を加えたり、ガラス板で転がして乾燥させたりを繰り返して挑戦していました。
結果はデータ整理を行ったあと、レポートとして提出します。
みなさん良い結果は得られましたか?