【クラブ顧問に聞いてみた!!】 模型同好会

 中央工学校のクラブ活動を広めるために、「○○に聞いてみたシリーズ」第4弾。不定期な更新となるかもしれないが、このシリーズで中央工学校のクラブ活動を少しでもご紹介できればと…

クラブ顧問に聞いたみたシリーズとは?

中央工学校で活動を続けているクラブ活動を、顧問や部員たちにインタビューをして紹介するシリーズ。顧問や部員の様子を少しでも多くの情報(画像・文章)でつかんでもらいたい。実体をつかむことすらできない活動も中にはあるかもしれないが、顧問の感情や筆者の感じたパッション(熱量)をできる限り伝えようと思う。


模型同好会 【創部:2005年 (平成17年)】

顧 問:川西 浩 先生
副顧問:上野 陽太 先生
筆 者:クラブ・同好会委員会 飯田(取材日:2025.1.31/中央工学校3号館 352教室)

顧問の川西先生にはアポイントを取っているが…通常授業終了後、一般教室内で熱気ある活動がおこなわれているらしい……教室に近づいていくと…教室内から笑い声が聞こえる…私(筆者)は無事に帰ることができるのか…

模型同好会の活動現場に潜入…

 教室の扉は開いている…扉へと近寄っていくと、待ち構えていたかのように飛び込んできたのは、底抜けに明るい「こんにちは~!」の声。まるでスポットライトを浴びたスターの登場シーンのようだ。
 続けざまに、「今日、取材に来てくれた人ですか!?」と、瞬時に声をかけてくれたバツグンのコミュ力。声の主は、模型同好会の部長。その圧倒的なテンションと社交性にたじろぎつつ…ちなみに、彼は造園デザイン科の学生である。潜入取材はこうして始まったのだ。

Q.(部長に聞いてみた)いつもどんな感じで活動してるんですか?

  • 部長:この教室で活動しています!
  • 筆者:そうなんですね~もっとラボみたいな教室で活動していると思いました。塗装や組み立て等の接着剤などで汚れたりして教室管理する教員に目をつけられたりしそう~
  • 部長:ここは機械CAD関連学科の教室で、ありがたいことに、教員室の先生方の寛大な理解のおかげで使わせてもらっています~。もちろん、汚さないよう心がけてつかってます!!

Q.(部長に聞いてみた)実際、課題と活動の両立ってどうですか??

  • 部長:活動は週に2日で、16時~20時頃までやってます。両立ではなく、完全に課題優先です!自分も課題が終わってなかったら来てないですね~、顧問の川西先生にも「課題が終わってなかったらきちゃだめだよ!」ってよく言われています。
  • 筆者:専門学校のクラブ活動とはいえ、難しいところだけど…課題優先なんですね!活動時間…やはり長時間ですね~プラモデル製作は時間かかりますからね。
  • 部員:1時間程度で終わる作業もちろんあるんですけど、やっはり塗装作業などは一気にやり切りたいですからね。

Q.(部員にも聞いてみた)塗装って??

  • 部員:塗装では、主にエアブラシを使用しています。普通に組み立てていくのも楽しいのですが、この模型同好会で学べたことは「エアブラシ」のテクニックですね。筆塗りもあるのですが、ムラになりやすいのでエアブラシの方が綺麗に仕上がっていいですね。
  • 筆者:お~すごいですね。1つ1つのパーツが山のように突き刺さってますね!って表面のグラデーションなどとてもきれいですね!

顧問 川西総帥が教室に現れる…

  • 川西先生:こんにちは、今日は来てくれてありがとうございます、いつもこんな感じでやってます。
  • 筆者:川西先生、お邪魔しています。エアブラシすごいですね。
  • 川西先生:そうそう~部長はもともと模型同好会に入部する前から、エアブラシ経験者なんです。他の部員は入部してから初めてエアブラシに触れたんですよ~!未経験者や初心者の方々も模型同好会の機材を使って、じっくり練習しながら上達できる環境は整ってると思います。
  • 筆者:エアブラシテクニックがやはりプラモデルのクオリティを左右するんですね~。この箱に入っているのは塗料ですか?
  • 川西先生:そうなんです、何個も製作を進めていく間にどんどん増えていきます。先輩後輩間でも、購入する店の情報交換もするし、技術的な指導などもどんどんしていますね~。
  • 上野先生:これは私の塗料セットなんですけど…見てください!

(上野先生はそういうと、ドカドカッとご自身の道具や作品を机に出してくれて、漫勉の笑顔で説明をしていただきました)

  • 部長:上野先生は車のプラモデルばかり作っているので、圧倒的に色に偏りがありますね…この赤の多さ…
  • 筆者:プラモデルってガンプラだけじゃないですもんね、戦艦とか飛行機とかも…
  • 上野先生:私はこういう車の模型が好きで…

上野先生:ボンネットの中とか、運転席とか細部まで作り込むのが好きで…模型同好会には、私みたいに車プラモが好きって部員が少ないんで…少し寂しいです。

Q.卒業生たちとの交流などもあるんですか?

  • 川西先生:月に1度のペースでOB会をやっています。在校生の参加は自由ですが、10年以上前のOB参加もあってプラモデルに関する情報交換などとても楽しい環境かな~と思います。今年はその流れから新しいイベントが誕生! その名も『中央工学校模型展示会』! 中央工学校2号館のDesign Studioで開催することができたんです。
  • 筆者:私も見学に行かせていただきました。OB作品の参加はもちろん、現役学生の作品やこの業界で活躍されている方々の作品も展示されていて驚きました。
  • 川西先生:中央工学校の知名度を少しでも…という願いも込めて実施しました。普段のOB会にはなかなか来れない静岡組のOBたちも駆けつけてくれて、有意義な場になりました!

川西先生の熱量が高まる…トマラナイ…

筆者が部員の模型を凝視しながらこだわりのポイントなど伺っていると…

  • 川西先生:そうそう、これ、いわゆるガンダムじゃなくて『サーバイン』っていう機体なんだけど……実はね、マックスファクトリー版とバンダイ版でめちゃくちゃ違うんですよ……! アニメのシーンの解釈の差が、そのままプラモデルの造形に反映されてて……たとえば、バンダイ版だと盾のレリーフが英国騎士っぽいデザインになってるんだけど、マックスファクトリー版は背中の羽根の裏側のギザギザにこだわってて……もう、ぜんっぜん違うものになっちゃってるんですよ!! で、それをどう解釈して作るかって話になると……(※ここから川西先生の熱量が高まっていく…)
  • 筆者:先生!先生が作成したものはどちらなんですか!? (↓下写真2枚)

川西先生:写真上↑が私が作ったサーバインです。写真下↓が部長が作ったサーバインです。

  • 筆者:先生の作品は、首回りの金縁レリーフの立体感すごいですね!!胸パーツのツヤ感も深みに差があるような…
  • 川西先生:そうなんです! 金縁のレリーフ部分、あの丸みの表現で絶妙に明暗が出るようにしてるんですけど……いやぁ、こういうのってやっぱり経験値の差が出るところかもしれませんね~。自分で塗装した面なのに、自分の目が騙される瞬間があるんですよ! 
  • 筆者:エアブラシの塗装って奥が深いんですね~

Q.最後に…

川西先生:模型同好会はいつでも歓迎しています。経験者の方も初心者の方も、興味があればぜひ気軽に参加してみてください。プラモデルを作りながら、アニメやプラモの話をするのも楽しいですよ。一緒にものづくりを楽しみましょう。


模型同好会の方々、記事作成にあたりご協力ありがとうございました。本来であれば川西先生に発足当時からこれまでの活動を通しての同好会としてのあらましを掲載したかったのですが…熱量の高い記事の方が良いかと思い構成をしております。ここまでの長い記事を最後まで読んでいただいてありがとうございました。

さて…次回はどのクラブをご紹介できるのか…

中央工学校 クラブ活動一覧ページはこちらをクリック!!

OPEN CAMPUS - 体験入学&学校説明会

どんなことが学べるのか気になった方、興味のある入学希望者の方!
ぜひ中央工学校のOPEN CAMPUS(体験入学・学校説明会)に参加してみてください!