
みなさんは、i-constructionをご存じですか?
これは、国土交通省が推進する建設現場の生産性を向上させる取り組みです。
その中にはICT土工と呼ばれるICT(情報通信技術)を全面的に活用した施工も含まれています。
今回は特別授業ということで、中原建設株式会社様に来ていただき最新の施工技術について学びました。

最近では、ドローンや3Dレーザースキャナを活用した測量を取り入れ、作業の効率化を図っています。
実際に現場でどのようなことをしているのか、実演を行っていただきました。
まずは、3Dレーザースキャナです。
3Dレーザースキャナとはレーザを照射し、反射した地物の位置を点群データとして取得するものです。

はじめに、目標板を基準点(位置が定まっている点)の上に据え付けます。
このように縦軸と横軸に360°回転しながらレーザを照射し、点群データを取得します。

取得したデータは、その場でタブレット端末を使用し、確認をすることができます。


最近ではAR(拡張現実)を使用し、現場でこれから施工する構造物や使用する重機のサイズ確認をタブレット端末を通して行うことができます。
地域住民や業者への説明に使用しているそうです。

タブレット端末に搭載されているLiDARスキャナという機能も体験しました。
簡単な土量の計測などに使用しているそうです。

コンピューター実習室ではTREND-POINTと呼ばれる点群データの処理ソフトの体験を行いました。

取得データに含まれる不要物の削除処理や、整地の出来高判定などを行いました。

最後に昨年度卒業した先輩から、在学中にやっておいた方がよいことや社会に出てからのことについて、メッセージを頂きました。
徐々に普及している最新技術。 就職後活用する際に思い出して頂ければ幸いです。