
二年前期の設計製図は、工事の流れと施工図についての理解が深まる実践的な内容になっています。
夜間には、意匠設計を目指すもの、現場管理を目指すもの等、様々な目標を持った幅広い年齢層の学生が集まっていています。前期の授業の中心は施工図をマスターすること。現場で工事を進めるための「いろは」を理解しながら、施工図面の読み方、描き方を施工会社を営む講師の先生から学びます。

施工図の学習は手描き図面が基本です。手と頭をフル回転させて気持ちを込めて作図していきます。
教科書として使っている鉄筋コンクリートの建築物の図面集を読み解きながら、図面の記号や数字を理解し、何枚もの図面を完成させていきます。まさに汗と涙の結晶のような図面たちが一枚づつ描かれるたびに、皆気持ちの良い達成感を感じているようです。施工図を理解することはこれから始まる意匠設計にもきっと活きてくると信じて。