
建築室内設計科の授業の様子をお届けします🏠
今回は、誰にとっても使いやすい空間を考える「ユニバーサルデザイン」の授業紹介です。
「もし自分が年をとったら?」「足が不自由だったら?」
そんな視点で空間を見つめ直すために、高齢者体験キットや車椅子体験を通して、実際に日常の動きを体験してみました!

■ 高齢者体験って?
特別な装具をつけて、ひざやひじが曲げにくくなった状態や、視界が狭くなる状態を体験。
階段を上るとき、椅子から立ち上がるとき、普段は気にしないことが急に大変に感じます。
💡 学生たちの気づき
「視野が狭くて段差が怖い!」
「手元も見えにくいから、キッチンや洗面所も危険がいっぱいかも…」


■ 車椅子体験
車椅子に乗って、学校の中を移動してみました。
少しの段差や、重たいドア、トイレでの動作、狭い通路が、思っていた以上にハードルになることを実感。
💡 学生たちの気づき
「たった2cmの段差でも車椅子のタイヤが引っかかる!」
「自分たちから見ると緩やかなスロープでも、車椅子だときつく感じる」
「便座やベッドへの移動も、ひと工夫がないととても大変…」

■ 設計のときに、どこを意識する?
今回の体験を活かして、“誰にとってもやさしい空間”について考え、プランニングを進めていきます。
「誰のために設計するのか?」「どんなふうに使われるのか?」
そんな問いを考えながら、図面や模型に落とし込んでいく作業が進んでいます。
今回の体験が、学生たちのリアルな想像力とやさしい設計の原点になることを願っています。