総合建設実習 地盤調査実習①ボーリング編[土木建設科2年]

建造物を建てるうえで、その荷重を支えるのは地盤です。

地盤調査では、地盤が本当に荷重に耐えうるものなのかを試験します。

 

見たことはあるけど触れたことのない地盤調査を、総合建設実習で経験しましょう!

今回は、ボーリングマシンを使用した実習を行いました。

 

まずは、櫓(やぐら)の組み立てから行います。

この櫓は試験で使用する滑車を取り付けたり、ロッドの交換など高所で作業を行ったりするために使用します。

 

続いて、試験を行う現場の試掘を行うため、ダブルスコップを使用して穴を掘っていきます。

今回は50㎝ほどでしたが、実際の現場では電話線などが無いか確認するために1.5mほど掘ることもあるそうです。

 

試掘が終わったら、その穴にボーリングマシンをセットします。

こちらで行うのが…標準貫入試験です!

63.5㎏の重りを76㎝の高さから自由落下させてサンプラーが30㎝貫入する時の自由落下回数を求める試験です。

 

今回は学生も重りの引き上げ作業の体験をしました。

引き上げるとロッドに付けられた機構により重りだけが切り離され、自由落下するようになっています。

この「プーリー」と呼ばれる装置にロープを巻き付けて引き上げます。

 

標準貫入試験では、土の種類や色などを確認するため、サンプラーで試料を採取します。

 

他にも観測井戸を使用した地下水位の測定も行いました。

 

夜間講義では、取得したデータを柱状図に整理する実習も行いました。

今回の流れを通して地盤調査の重要性について理解が深まったなら幸いです。

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