3Dモデリングで名建築を魅せる(目標は・・・) [夜間建築科2年]

毎週水曜夜のPCルームでは、昨今の建築のビジュアル表現の最前線ツールであるBIMの授業が熱く繰り広げられています。

BIMとは、ビルディング・インフォメーション・モデリングの略。建築実務の現場では、製図の主役はもはや手描きではなくCADと呼ばれるPCツールに移って久しいですが、BIMはその進化系です。建築のパーツを組み立てる感覚で、3D立体建築物がモニター上に立ち上がっていくプロセスを学ぶ授業では、今まさに建築が生み出されていく、ものづくりの臨場感が教室に溢れています。

現在邁進中のモデリング課題が、20世紀の巨匠ミース・ファン・デル・ローエの代表作ファンスワーズ邸です。

前期も終了間近のこの時期、これまでコツコツと積み上げ取得したスキルを総動員しながら、完成に向けて名作住宅に挑んでいます。建築史の授業でも必ず登場する建築学生必須の作品を自らの手で立体化していく喜びはひとしお。完成すれば、様々なアングルからこの住宅の外観内観を疑似体験できるのが皆楽しみです。

先生がお手本として操作するモニター(この写真)は、学生の卓上モニターにも映し出され、学生の作業を導きます。

PCの苦手な学生もいますが、先生の懇切丁寧な指導によって、少しずつ苦手が克服されていきます。人に感銘を与えられるモデリングができるようになるには、まだまだ先は長いですが、建築を3D化する楽しさは分かってきました。後期に本格化する卒業設計において、今度は自分の作品を魅せるBIMモデリングに向かう彼らの意欲を大いに期待しています。

OPEN CAMPUS - 体験入学&学校説明会

どんなことが学べるのか気になった方、興味のある入学希望者の方!
ぜひ中央工学校のOPEN CAMPUS(体験入学・学校説明会)に参加してみてください!