前回に引き続き総合建設実習について(内容はこちら「地盤調査実習①ボーリング編」)です。
地盤調査を行う上で実施する試験は、標準貫入試験だけではありません。
他にも数十種類の試験がJIS(日本産業規格)により定められています。
その中でも今回はスクリュー・ウェイト・サウンディング試験と、動的コーン貫入試験を実施しました。

スクリュー・ウェイト・サウンディング試験は、段階的に重りを載せていくことで自沈する貫入量を記録します。
重りだけで自沈しない場合は、ハンドルをねじることで貫入させます。
この場合は、30㎝貫入するまでの回転数を記録していきます。

手動はかなり体力を使いますが、全自動の機械も見学しました。

続いて、動的コーン貫入試験は10㎏の重りを50㎝の高さから自由落下させ10㎝貫入するまでの落下回数を記録する試験です。
こちらも、何度も重りを持ち上げるため、実習後はヘトヘトになりました…。

研修所に戻ってから計測したデータの整理を行い実習は完結します。
普段講義で学習する内容も、実習を通して体験することで結びつきが出るのではないでしょうか。