インテリアデザイン科1年生の毎月の様子をレポートするヨミモノ記事です。
専門学校での学びも、早くも7か月が経ちました。初めての製図やCADに戸惑った4月の初々しさは少しずつ落ち着き、学生たちも自分なりの考えを持ち始めています。…と書くと少し大げさですが(笑)、実際には多くの学生が講師のアドバイスや板書、プリントから情報を吸収し、それを課題で形にする日々を送っています。1年生後期のこの時期は、学んだ知識や技術を「試す」フェーズ。思うようにいかない瞬間に立ち止まり、悩み、そしてまた挑戦する――まさに成長の瞬間であり、悩ましい時期でもあります。読者の皆さんも、若者たちの心の動きを想像しながらご覧ください…

六本木ヒルズでの展覧会見学🖼️

学生たちの第一声は「〇ャネルさん、すごい…」でした。
普段からアパレルやデザインに興味津々の学生たちは、クリエイティブ最前線のアトリエを再現した展示に目を輝かせます。マテリアル単体の美しさに感嘆し、次のエリアでは東京を一望できるような畳空間に圧倒される…畳縁一つに至るまで、シャネルの技術の粋が集められているのです。時間を忘れるほど美しく、刺激的な体験となりました。
木造二階建住宅設計🏡がスタート




半年間の建築知識を学んだ学生たちは、ついに木造二階建ての設計課題に挑戦です。小空間デザインの経験はあるものの、初めてのプランニングにはワクワクが止まりません。
自分の案を講師にぶつけると、
「ここ居室だよね?無窓だけど大丈夫?」
「与えられた土地のどこに建てるか考えてる?」
…と鋭い質問が飛びます。
学生たちはハッとし、授業で学んだ法規や床面積・採光面積の知識を思い出しながら、プランを練り直します。互いに情報を共有し合いながら、試行錯誤する姿は「やっぱりインテリアデザインが好きなんだな」と感じさせてくれます。教室には、学生たちを応援するかのようなかわいらしい熊のぬいぐるみや青い毛むくじゃらの筆箱も置かれています。
透明水彩🎨による着彩スキルアップ



後期の「レンダリング」の授業では、透明水彩を使った着彩が始まりました。図法理解に苦戦した学生も多い前期を経て、今は現役パーサーである講師・清水拓己先生の指導の下、思い思いの作品を描き進めています。透明水彩は調整がしやすく、学生たちも自由に表現を楽しみながらスキルを磨いています。
※※飛鳥祭(文化祭)については次月(11月)お知らせいたします。※※
学びを「使う」時期に入り、学生たちはまだ覚えていないことも、必要なときに自分でノートや教科書で調べながら課題を進めています。焦らず、じっくりと、そして何より楽しみながら成長していってほしいですね。今後の彼らの挑戦にも期待です!