インテリアデザイン科1年生の毎月の様子をレポートするヨミモノ記事です。
インテリアデザインを学びはじめて数か月。図面の線は少しずつ迷いが消え、素材や仕上げ面などを見る目も若干変化が見られ、できることは着実に増えている…そのはずなのに、学生たち自身にはなかなか実感として届かない時期が、11月なのかもしれません。
そんな感情がふわふわ芽生える中では、自分自身では成長の階段は見えにくく、努力は自分の中に静かに沈んでいきがち…しかしそれでも、課題を進めていかねばならないのが専門学生というものなのでしょう。
ふと立ち止まり、振り返る時間と瞬間の為に…
丹波の森ウッドクラフト展で準グランプリ受賞！🎉[インテリアエレメント]
第37回丹波の森ウッドクラフト展（一般の部）で、本校の学生が 準グランプリ を受賞しました！
ちょうど文化祭の真っ最中ではありましたが、表彰式に合わせて新幹線と在来線を乗り継ぎ、東京から５時間半…
兵庫県の「丹波年輪の里」へ。山々に囲まれたのどかな場所で、空気まで澄んでいるような会場でした🌿
受賞した学生も現地に向かい、立派な賞状を直接受け取ることができました。大きな賞状にちょっと驚きつつも、晴れやかな笑顔が印象的でした✨
式のあとは受賞者懇親会が開かれ、審査委員長・渋谷寿さんから作品について直接お褒めの言葉をいただく場面も。
学外のプロから評価を受けるこの機会は、学生にとって大きな励みとなったはずです💡
今回の経験が、これからの制作活動のエネルギーになりますように。🎨
授業公開✨[店舗計画]
中央工学校では今回、はじめての「授業公開（授業参観）」を実施しました！
とはいえ、ただ普段どおりの授業をそのまま見てもらうだけでは、内容が伝わりにくいかもしれない…。そこで、店舗計画を担当する仲先生が、参観しやすい授業構成を丁寧に考えてくださいました💡
インテリアデザイン科1年生の「店舗計画」は、週2時間のコンパクトな授業。
前半は飲食・物販に関する基本寸法のレクチャー、後半は学んだ内容をすぐ小課題で実践するという、理解が深まるメリハリのある構成になっています✍️✨
今回の授業では、学生レストラン「SORA」のエントランスを演出するデザイン課題に着手しました。
硬質塩ビタックフィルム（ダイノック・ベルビアン等）でフレームをどう装飾するか、ガラスにはどんなカッティングシート（中川ケミカル）を使うか…。実際のカタログやサンプルを手に取りながら、学生たちは熱心にプランを練り始めていました🎨📘
初めての授業公開となりましたが、学生の“考える姿”と“手を動かしながら学ぶ姿”を、自然体？のまま見ていただける、あたたかい時間になりました。
樹脂着彩の授業🎨✨[インテリアエレメント]
今回の実習テーマは 「シリコンと樹脂」。
ブルーワックスでつくった原型をもとにシリコンで型をつくり、その型へ樹脂を流し込んで形を生み出していく工程です。型から抜き出されたパーツは、それぞれが同じ形を持ちながらも、気泡が入って失敗してしまうこともあります🎨💫
完成した小さなストラップ状のアイテムは、最後にバキューム成形で作られた専用パッケージへ入れられる予定。PCを利用してパッケージデザインを作成しています📦✨
原型づくりから塗装、そしてパッケージングまで…プラスチック製品が形になる一連の流れを、作品制作を通してまるごと経験できるのが、この授業の醍醐味です。
学生たちはひとつひとつの仕上がりにこだわり、完成度をぐっと高めようと集中して取り組んでいます。ここからどんな“精度の高い作品”が生まれてくるのか、これからが楽しみです🔥💡
木造二階建ての設計が本格進行中✍️📐[基礎製図]
基礎製図では、木造二階建て住宅の設計課題がいよいよ佳境へ。できる限り家に持ち帰らない課題スタイルである「No!宿題!」を大切にしながら、授業時間にしっかり集中してもらって図面を進めています。
講師のエスキスチェックを終えると、いよいよケント紙への清書へ。これまで自分で設計してきた建物なので、柱や間仕切り壁の位置も自然と頭に入っており、作図のスピードもグイグイ進んでいきます✨
前期と比べると、線の描き分けもとてもスムーズ。図面に迷いが減り、一本一本に“意図”が宿ってきた？印象です。学生たちの確かな成長が、図面の上で静かに、でも確実に表れています📄💡完成に向けて、ここからさらに磨きをかけていってほしい。
1年生の学びもいよいよ後半戦へ。
建築やインテリアの専門用語を、いつの間にか自然に使いこなしている学生たちの姿や会話にふと触れると、「あぁ、ちゃんと成長しているな」とこちらまでホッとする瞬間があります😊 とはいえ、まだ学びは始まったばかり。ときには木造二階建ての柱を“全部通し柱”として描いてしまうような可愛らしいハプニングもありますが…そんなときこそ焦らず、ひとつひとつ理解を深めていく瞬間として大切にしてほしいですね。
これからも油断せず、じっくり、ゆっくり。確かな力を積み重ねていく彼ら彼女らの歩みを、温かく見守っていきたいと思います✨📐
