
建築を志す者が突破すべき最大の登竜門の一つが建築士試験の合格です。
CADやBIMを使って、日々卒業設計のデジタル図面を追い込み作成中の二年生ですが、手書きでの検討や作図といったアナログな初心に引き戻されるのが、後期のフライデーナイト、二級建築士製図の授業です。
課題文を読む鋭いまなざしと、エスキス用紙上の俊敏なペンさばきは、だいぶ板についてきました。

ざっくりとプランの下図がまとまったら、試験対策のプロ講師のチェックを受けます。
建築士製図試験の場合、面白く独創的な案を作りたいというクリエイティブマインドはいったん封印……。
とにかく課題文に忠実に、減点されない案をスピーディーに描く技術を研ぎ澄ましていきます。

案が固まったら、最後は平行定規で解答案を描き上げるのみ。
集中力、俊敏さ、持久力、胆力など、さまざまな力を発揮しながらゴールに向かう彼らの姿は、ほとんどアスリートそのものです。
卒業までにさらにその技術を磨き上げ、最短で建築士に合格できることを心から願っています。