中央工学校の入試の様子

 中央工学校では面接試験を重要視しています。そのため、面接試験の実施に際してしっかりとした感染症対策を行なっています。

 中央工学校は学生の受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)を「自らの技術により自立を志す者」 「協調性をもち人とのかかわりを大切にする者」と定めているため、筆記試験の点数だけではなく、面接試験での人物評価も重要視します。そのため、面接試験の安全な実施が必要不可欠なのです。

 面接試験や筆記試験で来校する受験生は、入口の自動検温器でマスク着用と体温を確認し、アルコール製剤で手指の消毒を行っていただいてから、窓口で受験票確認と併せて口頭での確認と記録を行っています。
 控え室では窓を開けて十分な換気を行い、可能な限りソーシャルディスタンスを保てる座席配置にしています。

 透明なので写真ではわかりにくいのですが、上で紹介している受付はもちろん、面接卓にも飛沫防止用のパーティションをしっかりと設置しており、どうしても近距離で会話をしなければならない面接試験にきちんと備えています。
 なお、入試に携わるスタッフは全員、当日の朝に検温をして体調のチェックを行っていますが、中央工学校では普段の日でも朝の出勤時に職員の検温を実施しているため、当日だけでなく継続的な監視体制も整えています。

 ちなみに、ここで使われているパーティションは、インテリアデザイン科やエンターテインメント設営科を指導するデザイン分野担当教員たちによるお手製です。日本がまだマスクやトイレットペーパーの奪い合いになっていて、既製品の入手が困難だった時期にいち早く材料だけを確保し、「なければ作ってしまえ!」とばかりに授業開始に向けて制作しました。
 たかがこの程度の工作物とはいえ。全クラスの人数分を正確に加工していく技術力と、授業開始までのわずかな期間で作り上げたその手早さ、そしてなんとしてでも授業を安全に開始したいという必死の思いで取り組んだその熱意こそが『ものづくりの学校のプライド』を具現化したものといえるでしょう。
(授業開始当初の様子はこちらのページをご覧ください。)

飛沫ガードを使った授業風景

 入試でご来校される方は、受験票に書かれた注意事項をよく読んでいただくか、事前に以下のページ「入学試験で来校される方へ 」をご確認の上、気をつけてお越しください。