設計製図授業始めました[建築工学科1年]

新型コロナウイルス感染症により、授業開始が約2か月遅れでスタートした。それも密を避けるためクラスの半分づつの登校だ。
新学期が始まった授業の中でも設計製図の1か月の様子を振り返ってみよう。
まずは線の練習から始まる基礎製図だ。学校では貸し出しの木製の製図版にへばりつき、自宅では各自購入した平行定規にかじりつく。はじめて図面を描く学生が95%。1本1本の線の難しさに悪戦苦闘。各種壁構造の1/20,1/50,1/100に至ってはスケール?なんと難しいことでしょう!
基礎製図は引き続き、木造2階建住宅の配置・平面・立面・断面の写図に取り組みました。教科書のお手本はあるものの大変。なんだこの寸法は?なかなかきれいな線はひけないものだなあ!線の使い分けは難しいな!でも図面として出来上がってくると達成感がある。

基礎製図を卒業すると建築模型製作。担当講師の作成した『切り絵のギャラリー』を通し、設計の流れを知るためイメージから設計図に至るまでを7つのステップ(①計画の前提条件、②条件の読み取り、③手を動かして考える、④基本図を描く、⑤寸法を決める、⑥工法を確認する、⑦立体で考える)で取り組みながら最後に模型に取り組みました。この7つのステップは次の課題「小住宅設計」の準備演習も兼ねている。これもまた悪戦苦闘。3ミリのスチレンボードを使いましたが、きれいに垂直に切るだけでも大変、表面のケント紙1枚だけ残したコーナー処理、開口部の角をきれいに切るのも難しいなあ!

模型完成後は担当講師にチェックを受けるのだが、厳しい指摘を受け作り直しの指示を受けた学生もいます。初めての模型作りでも容赦なしです。ここできれいに作るノウハウの基本を叩き込まれれば、今後の模型製作は心配いりません。もちろん、対面指導はマスクに加えてフェイスシールド着用です。

現在は、クラス半分づつの登校の為、半分はリモート授業です。クラス全員が揃うことはまだありません。コロナの早い終息を願うばかりですが、新しい授業様式でこの難局を乗り切りましょう!

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