インテリアデザイン科ファニチュアデザイン専攻2年生「家具製作」のエントリ。
小抽斗の製作がスタートしています。
現在彼らは、「蟻組(ありぐみ)」という組手の加工中。
小抽斗製作中、もっとも目立つ箇所に組手加工が現れる為、失敗は許されない。
2つの材がピチッとスチャッとミッチミチに組まれないと美しい加工とは言えない。
ノコとノミで粗くかたどられた部材。すべての面を美しく仕上げていきます。
彼らが面を美しく仕上げるときに、基準としているのは、けがきした線。鉛筆などではなく小刀のような道具で位置を記しています。
「シュシュシュシュコッ」「ゴリゴリゴリ」
彼らが部材を加工している最中、ノミが木を削る音が実習室に響きます。。と同じくらいしゃべる学生も。。。
しっかり集中してほしい。
一定の距離を保ち、数時間ごときっちり換気回数を確保した実習室。
彼らは彼らどおしで作業の出来栄えを観察しています。
(俺の方がうまいって)(あいつ、、、早いな、、、)
(あいつうまいな~)(いや俺の方が個々の作業が早いかな、、、、)
口では「一番うまいのは〇〇です」といいつつも、、、目や表情に若干の陰りが、、、
そういう「負けない!」って気持ち、、、作り手にとって大切だなと、、思っちゃう筆者。。。
クラスメイトどおし、切磋琢磨しつつ、、、完成度の高い製作を。。。
今後も感染症に負けない、「14号館地下木工室」の彼らに期待です。