インテリアデザイン科インテリアデザイン専攻3年 村田 恭兵 さん の作品
【和菓子店の計画】
コンセプトは「複雑」2色の木材を乱雑に壁に固定し目線によって見え方が変わるイメージでデザインした。天井部分は店舗側に向け吸い込まれるような見た目を意識して作った。
今回のコンセプトに用いた「複雑」とは芸術家の川俣正さんをお手本にし、自分なりに差別化をしてみた自分の視点である。川俣正さんは乱雑に見えて規則性があるが、私は完全に乱雑に組み上げそこから色味という要素を加えた。
内装部分は木材を天井から300離して固定し今にも落ちてきそうな崩れそうな店内をイメージした。また天井からゆとりを持たせて木材を固定したのでその間から照明をつるすことで組んだ隙間からもれる木漏れ日のような光を再現することができた。
レジ回りは上に横架材を掛け直線の変化を加えた、又横には和菓子を作る工程が見える窓を設けた、通るときや商品の包装待ちの時も楽しめる要素を入れた。
茶房部分は床からレベルを1000上げて空間の使い方を広げた、また回りを化粧柱で囲み木材を複雑に積み重ね鳥の巣のようなものを作り異空間の中の異空間として仕上げた。