今回のテーマは 『ひかりつけ』
2年生の木造技能実習では敷居・鴨居の造作を始めました。光付け※1は差金を駆使し、柱の曲(くせ)※2を敷居・鴨居へと写しとります。
光付けで墨の点をとり、作業台でしっかりと光付けの墨を引きます。
合わせているだけなので、ズレないように慎重な作業です。
矩(かね)※3に当てると、柱と差金の隙間があり、寸分の狂いもないように作業します。隙間のある和室では職人技とは言えません。
光付け:デコボコした石の上や、柱の曲(くせ)を写し、木材をぴったりと隙間なく取付ける加工技術のこと。
曲(くせ):木材に曲がりや捻じれなどがみられること。
矩(かね):直角