留学生に聞きました [学生インタビュー]

建築設計科2年  顧 洋 さん (中国出身)

私は母国の大学で、インダストリアルデザインを専攻していました。 その大学でデザイン史を学び、インダストリアルデザインという概念が誕生したことで、建築設計と様々な繋がりが生まれたことを始めて知り、建築の設計に興味を持つようになりました。

大学卒業後、私は母国の設計会社で働いていました。会社の人員異動で建築設計部門に移った時は、主に公共建築の設計に参加していました。でも、建築設計の基礎知識がなかったので独学で学んでいるうちに、建築に対する興味が沸いてきました。できれば住宅建築の設計をやりたいと考えていたのですが、住宅に関する知識が不足していました。そこで、学校に入り直し、基礎から建築設計の様々な知識をもっと勉強したいと考えました。今の中国は、少子高齢化社会になっています。このような社会的変化に直面し、建築業界にも色々な問題があると感じます。建築業界に就職したいと考える学生として、知識と視野を広げで、業界のニーズに向けて準備を進めなければなりません。日本はすでに高齢少子社会に入っていました。色々な経験があり、参考として勉強するだけの価値を持っています。それが日本に留学することを選択した理由です。

中央工学校の歴史はとても長く、110年以上の蓄積があります。こんなに長い歴史があれば、日本の教育界でも、建築業界でもかなり良い評価があると思います。更に、この学校の授業は非常に充実しており、とても実践的です。日本で就職し建築士資格を取得するため、その部分を重視することが大切です。今、私はもうすぐ卒業します。この2年間の学校生活を振り返ってみて、自分に何が身についたのだろうか?
まずは、建築設計の基礎知識、特に住宅とバリアフリー建築に関すること。次は、建築法規と建築士資格取得対策に関すること。最後は、就職に必要な実践経験を得ることです。
将来、私は学校で学んだ知識を利用して、日本でも、中国でも、建築が直面している社会問題の解決に、力を尽くして望みます。

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