インテリアデザイン科インテリアデザイン専攻3年生「デザイン実習(雑貨)」のエントリ。
参考作品のキャラクターがなにやら話している。
「また今年もキャラクターデザインするらしいよ?」
「えっどんなご当地キャラクターが生まれるのかな、楽しみなのである」
「エッ…しゃべり方おかしくない…?」
「後ろのドッスンみたいなの、こっち見てない?」
「私たちは気にせず敬礼していよう…」
デザイン実習(雑貨)の授業では、市場調査・マーケティング・商品企画力をトレーニングするために、自分の良く知る地元のキャラクターデザインをおこなっています。
自分が生まれ育った地域をより活性化させるためにキャラクターをデザインし、
その地域に根付くような商品企画やマーケティング戦略を考える授業。
参考作品の可愛らしいキャラクター達が応援してくれている。
課題は始まったばかりだが、彼ら彼女らのスケッチ(草案)を覗いてみよう。
「たぬすけ」「たぬきき」というらしい。
ある日突然、風にゆられて 降ってくるらしい。 かわいい。
まさに「ひでよくん」である。まだまだ草案段階だ。
「カブ」「カフ」この切り株は頭から傘がはえてくるらしい。環境に配慮できると尚良いか…
キャラクターというのは大抵は2頭身や3頭身が妥当だが、リアル頭身キャラの設定だ。
脚がとにかく印象的で、落花生の情報が入ってこない。
脚が露出しているので、機敏な設定のようだ。走って寄ってこられたら泣いちゃいそうだ。
彼ら彼女らの頭の中からどんどんキャラクターが生みだされている。
3年生ともなると絵が上手い。
「新鮮な野菜」「平皿の上でポーズ」
これは衝撃だ。春日部に衝撃が走っている。
「蒸籠君(セイロくん)」 カワイイ。ロッ○マン(メガマン)を彷彿とさせつつブルース○ーなのだろう。
キャラクターのデザインももちろんだが、その裏付けをかなりしっかり考えているのはお分かりだろうか。
水○しげるを彷彿をさせる目のデザインだ。妖怪だろうと安易な考えは間違っていた。
「マリーゴールドの怪物」だって!?きっと地元を愛してやまないのだろう。
さて、彼ら彼女らのスケッチ(草案)を露わに表現してみたが、「かわいい」の一辺倒でデザインしているわけではないということが良くわかっていただけたかと思う。
背景にあるご当地を徹底的に調査し、今現存するキャラクター達と設定が一緒にならないようにしながらも、
地域活性を狙うデザイン。一筋縄ではいかぬデザインである。
これより講師・教員との綿密なヒヤリングを重ね、設定やフォルムがブラッシュアップされていくであろう。
今後も注目だ。