中央工学校の測量実習では、パソコン等でのプログラムを使わず電卓を使用し手計算を行い、手で図面を製作する「手書き(手描き)」に力を入れてます。
この「手書き」が、測量の理論を理解するのにうってつけなんです。
因みに、土木測量科2年生が取り組んだ総合測量実習はパソコンで計算し、作図を行っています。
そんな手書きの実習に、土木建設科と測量科の学生が取り組んでいます。
秋晴れの空の下、班のチームワークを駆使して観測を進めます。
観測で得られたデータは、「手計算」で座標値を求めていきます。
観測で得た値から、どのように座標が求められるのか。
計算を進めることで理解が深まります。
そしてこちらが「手描き」による現況平面図(地形図)です。
A2サイズの方眼用紙に、観測で得られた点データを打っていき、点同士を結線することで地形図になります。
パソコンが実行してくれる作業を自らの手で描いていくことで、その原理が見えてきます。
即戦力となる技術の前に測量の理論を理解することが、現場で活躍する技術者への近道だと思いますよ^^/