建築工学科2年生は進級課題として「地方都市に建つ美術館」をテーマに設計を行いました。作品の一部をご紹介したいと思います。
【松丸さんの作品】
何か新しいものが街に挿入されることによって、水面にしずくが垂れるように波紋が広がっていきます。その波は、その場所の魅力をより引出し街に活気を生み出すキッカケとなります。浮間公園という場所は時間がゆっくりと流れているような居心地の良い場所です。そこに、人の動きを受けとめ協調する建築を提案します。
【小泉さんの作品】
『街のあかりとなる建築』という大きなテーマがあり、街の灯、人々の心の灯となるような温かく透明感のある建築を目指した。この建物の二本の大きな軸の道は強化ガラスとし、中に照明を仕込むことで夜には光る道が人々を誘導し、カーテンウォールからは内部の光が漏れ、街が暗くなっても明るさを保つことが出来る。
【中俣さんの作品】
気軽に立ち寄れる空間作りを考え公園内ということで自然をモチーフとしたデザインとしました。大きな木陰をイメージした屋根とリズミカルに並ぶ木立のような柱によって、森の中を散策するように人々はこの場所を訪れます。展示施設をガラス張りにすることで、芸術作品と内部空間を解放することで人々の往来を促す仕組みとし、アートへの興味を抱かせます。