土木測量科の日曜実習は、後期もあります。
前期は基準点測量実習を行っていましたが、後期は水準測量実習を実施しています。
水準測量は、直接目盛りを読むことで高低差を求める測量で、直接水準測量と呼ばれます。
一方基準点測量は、角度と距離から間接的に高低差を求めるので、間接水準測量といいます。
観測を行うのは、荒川河川敷の堤防を通る路線。
堤防を通るということは、高低差があるということです。
上の写真のように、レベル(水準儀)を挟んで等距離の位置に標尺(3mの物差し)を立てて高低差を測ります。
同一の路線を往復で観測し、往路の高低差と復路の高低差の較差が許容範囲に収まるかを確認します。
300mの路線長で高低差の往復較差が5mmまでしか許されないという世界(3級水準測量)。
平地はともかく、斜面の観測はレベル(水準儀)の設置回数が多くなるので、観測の誤差が増える原因になります。
その誤差をいかに消去するか。
そこには技術的な要素もありますが、測量器の扱い方が一番重要になります。
実習はまだ続きます。
地道に観測を重ねて、測量の方法と精度の高め方を身に付けていきましょう^^/
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