みなさんは、地図がどのように作られているか知っていますか?
様々な方法がありますが、今回は「写真測量」と呼ばれる飛行機で撮影した航空写真をもとに建物などの地物をなぞって図化する技術の見学をしてきました。

見学先は、株式会社パスコ様。航空写真業界大手の社内にお邪魔して数値図化の実習を行いました。

まず準備として、過去の数値図化データと最新の航空写真を見比べて、建物が増えていたり、なくなっていたり、建て直されているものを洗い出します。

そういった変化のある建物をこの「デジタル図化機」を使用して作図していきます。
作業は、この特殊なモニターと偏光グラスを用いて、2枚の画像を実体視することで可能となります。
※実体視:2枚1組の画像(正確にはステレオ画像)を左右別々の眼で見ることで、1枚の画像では得られない「高さ」の情報を知覚する方法のこと

実体視した写真を、特殊なマウスを使用してなぞっていきますが、この時、2枚の画像の高さを合わせるのが大変なのだとか。
「実際にやってみる」ことで、授業の内容の理解が深まったのではないでしょうか。