配管加工実習(施工管理実習代替授業) [建築学科4年・建築工学科3年 設備専攻]

建築学科4年・建築工学科3年 設備専攻の施工管理実習の代替授業として配管加工実習(給水管の切断とネジきり及び配管接続)を行っています。
建築設備で使用される金属配管は、建設現場にて加工され工事に用いられますが、その加工における切断・ねじ切り等の作業と配管路の組立、通水試験までの実習を班ごとに行います。
始めに配管加工における基礎知識(配管材料について、ネジ切りの寸法等)の講義を受け、実習に向かうための知識を会得します。

実際に配管加工実習を始めましょう。
まず、配管の切断です。金属管を必要長さに切り分けますが、その使用機器は帯鋸版、通称バンドソーを使用します。必要長さに印をつけ、バンドソーに配管を固定します。あとはスイッチを入れ鋸刃を管に載せるだけです。自動的に配管が切断されます。

続いて切断した配管にネジを切ります。使用する機器は自動ねじ切り機です。切った配管をセットし、配管サイズに合わせた刃を調整して起動させるとネジが自動的に切削されます。配管セットからネジ切り終了までほんの4~5分で完成です。一人2本、一班8~10本の管を加工します。

ネジ切りが終了した配管を使用して、モデルと同じ形に手で接続・組立をします。手締めなのでちゃんとマスキングをしてしっかり締めないと水漏れするので、気を抜けません。
出来上がった配管モデルで通水試験です。圧を加えながら水を注入し、漏れがないか確認します。「あぁ、やっぱりここから漏れたね。」残念です…。

通水試験後、通水結果の講評と配管加工技術の講義を受け、完成品を囲んで結果を撮影し終了しました。初めての作業でしたが、迷わず作業でき、時間内に終えることができました。実際の現場では配管工の作業ですが、実際にやってみることで仕事の大変さを知ることができました。

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