キャンパスニュース

2020.10.28 建築

大学卒業後 入学した学生に聞きました [学生インタビュー]

建築設備設計科2年  田中 大勝さん

 父が水道衛生工事事業の会社を営んでいて、幼い頃からその背中を見て育った私は、 物心ついた時から父のようになりたいと考えるようになりました。 そのため高校卒業後は大学に進学し、社会科学部で4年間経営学を中心に勉強をしました。 しかしながら、経営についての知識は身につきましたが、建築や設備分野に関する知識が皆無でした。 父から、卒業後このまま会社に入っても使い物にならないなと言われ、何か手立てはないかと模索する中で、ここ中央工学校を従弟が卒業していたので、話を聞いてここならば知識だけでなく経験も積めると思い入学を決めました

 

入学して一番感じたことは、建築設備設計科は実務知識や自らの経験を重視していて、担任の先生方はもちろん、多くの外部講師の先生方が多角的な視点から建築・設備分野を実践に近いクオリティーで教えてくださいます。また、校内に設備実習室が備わっているので分からないことがあった時に、実際にそのものを目で見て、手に取って学習することができるため教科書や参考書を読むよりも理解を深めることができます。また、10月には総合建設実習(現場実習設備)があり、1週間学校を離れてリアルな現場実習を体験することができるのも魅力の一つです。資格取得に関しても先生方は協力的で、本気で資格を取得したい学生にはそれ以上の熱量でサポートしてくださいます。その甲斐あって、1年時には2級建築施工管理技術検定(学科)を取得できました。今は、2級管工事施工管理技術検定(学科)と消防設備士の資格取得を目指し勉強しています。どれも講義を通して学ぶ内容ですので、さらに理解が深まり、分からない所は、同じく資格の取得を目指すクラスメイトと意見交換をしながら勉強できるので充実した学習環境がここにはあります。

 

正直、大学で学んだ4年間よりも中央工学校で学んだ1年半の方がすでに濃密な学習ができています。昨今のコロナウイルス感染症に対しても、遠隔授業や分散登校の措置を講じてリスクマネジメントしています。学習スタイルが大きく変わってしまいましたが、先生方は授業の質は落とさず、学生の理解度がより深まるように日々試行錯誤してくださっています。終身雇用・学歴社会が崩れてきて、より高い能力の人材が求められる社会において、中央工学校での学習・経験が即戦力として期待されていることが求人情報や就職実績にも表れています。やりたいことが明確に無く進路に迷っている学生さんや、以前の私のように建築や設備に関しての知識が乏しいと感じる方々にとって私の言葉が少しでも役立てばと思います。