コミュニケーション学の授業は、現代思想を通じて、学生自身の今後の研究に有効な論理的思考力と常識を疑う姿勢を身につけることを目的としています。
この日の授業では、ナチス親衛隊中佐で第二次大戦中のユダヤ人移送局長官であったアイヒマンが、いかにしてユダヤ人大量虐殺を行うようになったかという問いをもとに行われた、いわゆる「アイヒマン実験」について考えました。
この「アイヒマン実験」を行った米国・イェール大学のスタンレー・ミルグラム教授は実験の内容を『服従の心理』という書籍にまとめました。
我々人間は権威の下では簡単に服従してしまうことがありますが、著名な思想家ハンナ・アーレントが言うようにどんな状況にあっても思考を停止するのではなく、「立ち止まって考える」ことが重要であると学生の皆も改めて感じたようです。
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